ベテラン社員@お座敷

ベテラン社員@お座敷

鷹取製作所を支えるベテラン3人が集結、
会社の魅力と未来を語っていただきました。

  • 別府 章宏

    Beppu Akihiro

    1997年中途入社
    機械・組立工場主任
    (加工組立担当)

  • 矢野 孝文

    Yano Takafumi

    2003年中途入社
    業務部次長(設計担当)兼務
    鋳造工場技術次長 兼務
    業務部技術設計課長

  • 国武 真治

    Kunitake Shinji

    1994年中途入社
    鋳造工場主任統括

入社してからこれまでを振り返り、感想を聞かせてください。

鷹取は「また来たくなる」会社

中途採用で97年に入社しました。入社してからずいぶん経ちましたが、朝起きて、「会社に行きたくないな」と思ったことがほとんどないんです。
私にとって鷹取製作所は「また行きたくなる会社」。会社の雰囲気が良くて、人間関係が良好なのと、やっぱり仕事が好きなんですよね。
汎用旋盤を使って部品を加工していますが、同じものは二つとないので、毎回、自分の感覚を大切にしながら作業を進めています。技術的には、まだまだ途上。終わりのない挑戦ですね。

不良品ゼロへのあくなき闘い

私は96年の入社ですが、やはり技術的には「まだまだ」という感があります。
私が担当する鋳造は砂型をつくって、その空洞部に溶かした金属を流し込むのが主な仕事です。こう言うと、簡単に聞こえますが、一定のクオリティを保つのは、極めて難しい。
鋳物は「不良品が出るものだ」というのが常識ですが、今は不良品の撲滅を目標に掲げています。
途轍もなく難しいテーマですが、しかし鷹取はそこを目指さなければならない。プレッシャーでもありますが、職人としてはそれこそが「やりがい」です。

仕事の全体像が見えるのが魅力

鋳造は製造工程のスタートですから、ここでミスがなくなることは、納期やコストの短縮に繋がります。国武さんの強い使命感には頭が下がります。
私は2003年の入社で、設計を担当しています。以前の会社は大企業だったので、自分がやっている仕事だけはわかるけれど、歯車の一つという感覚でした。
鷹取に来てから、仕事の全体像が見える。営業が受注してから、出荷するまで全て自社内で担っているからです。
従業員全員の顔を知っていて、全ての部署で直接話が聞けるほどよいサイズ。経営者とも話がしやすい、風通しの良さが魅力です。

鷹取製作所で働く上で、何が必要なのでしょうか。

ガッツさえあれば専攻は関係ない

これから入社してくれる人たちにも、やはり「ものづくり」に対しての興味を持っていてほしい。「この機械を使ってみたい」「あの部品を自分の手で造ってみたい」といった情熱が何より大切なのだと思います。
逆に言えば、ガッツさえあれば、他は大丈夫。理系じゃなくても、まったく気にすることはありません。

技術の伝承をより効率的に

現にまったく畑違いから、技術者になっている人もいますからね。
私たちの若い頃は「見て覚える」というのが職人の常識でしたが今は違います。特に昨年からはマニュアルのブラッシュアップに取り組んでいるので、「読んで、話して、一緒に学ぶ」という新しい技術の伝承の流れができつつあります。
繰り返しになりますが、何と言っても「やる気」と「情熱」。それさえあれば、イチから指導するので、気軽に門を叩いてほしい。

設計はコミュニケーション能力を!

設計の立場から言うと、図面を引く技術は必要ですが、それは入社してから学べばいい。機械や設計を専門的に学んだ経験がなくても、まったく心配はありません。
ただ、社内の全ての部署と連携しなければならないし、どうやって製造され、商品になっていくのかを理解しておく必要があります。
さらにはお客様からニーズをヒアリングすることもある。その意味ではコミュニケーション能力が重要だと感じています。

これからの会社の方向性と、自分の目標について教えてください。

安定経営だからこそ学べる環境がある

会社は中期的に安定した受注を得ています。落ち着いて、自分の技術を高められる環境は、とても幸せなことだと感じています。
一方で、会社は新しいことにもどんどんチャレンジしていく方針なので、私たちもさらなる成長を続けなければなりません。今は変化のときですよね。

新分野へも果敢にチャレンジ

そうですね。船舶の分野では新商品の開発に取り組んでいますし、また、船舶以外の新分野を開拓する計画もあります。
実際、設計では最近、規格的な形状以外の特注品や新規品の図面を制作する機会が増えています。難しさはありますが、同時にわくわくする仕事です。

強みは何と言っても技術力

それらを支えているのは、やはり鷹取の技術です。この点は、「競合他社には絶対に負けない」と自負できる。その技術が、これからどんな形で活かされ、世に出ていくのか楽しみです。
そして、そうした事業の中心となるのは、これから入ってくる若い世代でしょう。
私たちが持つ技術は惜しみなく伝えるので、それを武器に、共に新しい世界を切り拓いていけたら、と思います。